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無意識に俺は桜井に告白していた。
恥ずかしくて顔が見れない。
風呂の泡を見つめるしかない。
「東海林くんといるとね、なんだか和むの…。ほんわかするの………ねぇ、東海林くんがもしよかったら、また今日みたいに一緒にいてくれる?」
顔をあげると、必死そうな顔で桜井は俺に訴えていた。
今にも泣きそうな顔で、必死に……
「いいよ」
桜井が俺といて和むなら、ずっと傍にいたい。
「ありがとー。お金とかはいらないからっ!今日の分もね…?」
「え?でも、これは桜井の仕事だろ?さすがに手ぶらじゃあ……」
「もぉ、萌が大丈夫って言ってるんだからいいのっ!」
さっきまでは満面の笑みだったのが、今はすね気味な顔をしている。
桜井はころころと表情が変わるから見てて飽きない。
出来ればさ、寂しそうな表情じゃなくて、今みたいに笑ったり、すねたり、そんな明るい表情でいてほしい。
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