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参った、受け入れてしまいそうだ。
ただのビジネスパートナーのつもりでいたのに、いつの間にか相棒と呼び合うほどの仲になり。
相棒のつもりでいたモノが、いつの間にかもう手放せないモノになっていく。
そんな相手を作るつもりはなかったけれど。
「そんな仕事じゃないよ、今回は」
瞳に見入ってる間に、ドサクサに近づいてくる顔に気づいて、そう言いながら彼の足を思い切り踏みつける。
「うぃてえ!」
さっきの笑顔を向けると途端にたじろぎ身を引く彼に、思わず吹き出す。
「そんなに心配なら一枚かむか? 諜報ミッションだけど」
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