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海東「ありがとう…もう大丈夫だ」
海東がレストランの入口に着くと恵理と距離を取る。
恵理「でも」
海東「いつまでも肩を借りているわけには行かないからね…。Gくんに悪いだろ?」
恵理「え?」
海東「僕は怪盗なもんでね」
海東が指で拳銃のジェスチャーをして恵理の胸元を居抜く。
恵理「…自信家なのね」
恵理が少し笑って呆れた声を出す。
そして海東がゆっくりと階段を降り、扉を開こうとするのだが
ドアノブを触ろうとした瞬間、ピタッと止まる。
恵理「どうしたの?」
海東「…中に誰かいる」
海東がディエンドライバーを構える。
恵理「シェード?」
海東「その可能性は充分あるね。大ショッカーはブラック将軍の感じから察するに彼等は"この世界"の真実には遠いみたいだからね」
恵理「え?」
海東「…まあいい。奇襲をしかける。少し下がりたまえ」
恵理「!」
海東がそう言うと、さっきまでの小声とは対照的な激しい勢いで扉を開き銃を向けた。
すると海東の目の前に一つの人影が驚いたような動きをした。
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