プロローグ

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結論から言うとアークキバットを中途半端に破壊したのは失敗であった。 暴走したアークキバットが抑制していた力を解放させてしまう。 アークキバット『ウェイクアップ』 封印した力が解放され、月の闇の力を受け巨大な翼が生える。 そしてその体躯自体も今まで以上に大きな物となった。 真の姿"レジェンドアーク"だ。 恵理「大きくなった!?」 ディエンド「まずい!!」 レジェンドアークが巨大な羽根を広げて、地上に向けて火球を放ち空爆する。 ディエンドが高速の動きで無防備な恵理を抱きかかえ受け身を取ってかわす。 恵理「あ、ありがとう」 ディエンド「全く参ったね…!アークくんのフルパワー形態レジェンドアーク。何とか通常状態のままで倒したかったけど」 恵理「どうするの、海東くん?」 ディエンド「どうするったって、倒すしかないけど。…しかし」 恵理「?」 ディエンド「今回はよく空飛ぶライダーと闘うと思ってね」 ディエンドが小さく笑う。 恵理「ちょっと、そんな余裕を出してて大丈夫なの?」 ディエンド「あるさ…ここで待っていたまえ」 安全な場所に恵理を置き、ディエンドが再びレジェンドアークの方に向かう。
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