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著者、作者、制作者など、独自の世界を持ち、形作る者を総称して創者と呼ぶ。
創者には一人につきひとつの銀河があり、銀河には創者が持つだけの星が幾数も在る。星は世界であり、次元である。
銀河と銀河が交わる事はなく、星々は均衡を保っていた。
しかしその均衡は、ある創者が生まれた事により一気に崩れる事となった。
世界を渡るのを夢とした彼の創者は、ひとつの一族を創り出した。世界を、次元を渡り旅する一族である。
だがその一族は、世界のみならず銀河を渡るようになった。
それによって、干渉しあうようになった銀河は歪みを産み、歪みは闇を産み出した。闇は星々に広がっていき、世界の存続を脅かしはじめた。
歪みの始まりとなった一族は、これを自身の責とし、自らに使命をかした。
闇を討ち、世界に光を満たす事。
それが彼の一族--ラードゥン族の使命である。
とある星の、とある広大な森にひっそりと存在する、決して小さくはない街。その街の奥に建つ城、ここから全ては始まった。
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