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そして行為が終わり少しまどろんだ後、幸樹が立ち上がった。 何やらごそごそしている。 何かを手にして近寄ると幸樹は手の平のものを私に見せた。 「これなんだかわかる?」 幸樹が見せた透明の袋に入った白い粉。 何か言われなくても容易に何か想像がつく。 「売らせようかと思って」 幸樹は、店のナンバを張っている。 派閥があるらしくその中のトップをしてるらしい事は由香に聞いた。 そいつらに売らせるんだろうか? 「ねぇ、理沙もさぁ、周りに遣りそうな子いたら紹介してくれない?」 「は?なんで私がそんな事しなきゃいけないの?面倒」 「ね。お願い」
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