守る

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あの日君を守ると約束したのに……。 俺は自分の意地と小さなプライドを守ってしまった。 あんなに脅えている君を差し置いて……。 それでも君は「いいんだよ。私は大丈夫だから」と言って、最後の最後まで笑顔でいてくれた。 そんな君をもう取り戻す事が出来ない。どんなに悔やみ、どんなに泣き叫んでも君は帰って来ない。 あれから何年経った何て分からない。ただ、今でもこの胸を締め付ける痛み、後悔が俺を襲う。 俺はただ、君を守りたかったのに……。
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