*+。夢見、君を想う。+*

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「会う時には最低10個イギリスのお菓子持ってきてね。」 せめて、ワガママは言わせてもらうよ。 イギリスから日本に帰ってきた時、私と会うことを忘れないように。 お菓子でしっかり約束をしたら、忘れないでしょ? 「別に構いませんけど、太りますよ?今でもアレなのに。」 「いいのっ!どうせ今でもアレですから!太ってますから!ぽっちゃり系ですから!」 彰弥くんの言葉にムッとして、ムキになって言うと、彰弥くんがクスクスと笑う。 「でも蓮華はいつだって可愛いですよ。」 「……!!」 何気なく言われた言葉に顔が火照った。 うぅ…、イギリス行ったら、もっと口説き文句沢山言って戻って来そう。 「ほ、褒めたって何にもでなび…いでっ…。だからね!」 「無理にツンデレを装ったら舌も噛んじゃいますね、それは。」 「やっぱりツンデレキャラは、私にはまだ早かったね。」 こういう時にツンデレっ子になれたら、彼のハートを鷲掴みに出来るのに。 う~ん、彰弥くんが次帰ってくる時までには勉強しておこう。 とりあえず、ツンデレ、ヤンデレ、クーデレ辺りを。  
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