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「随分でかい十字架ね」
「サスガシンジャノクニダナ」
十字架を一通り見た後、リデルゎ入国手続きを終わらし、国に入った。
見た目ゎ普通の人間達が擦れ違っていった。
「ミタメダケマトモダナ」
「でも首を見て、皆同じネックレスをしてるわ」
住人の首ゎ、白く光った十字架のネックレスをかけていた。
「あら?旅のお方?」
後ろから、いかにも金持ちを見せ付けてるように宝石を纏った若い女性が出て来た。
「どちら様で?」
リデルゎ赤いワンピースをまじまじと見ながら言う。
「失礼、わたくしゎ神の教えを信じる者、ナトリと申しますわ」
「リデル…」
「リデルさんね?貴女も一度教会に行ってみたらどう?神がお待ちしてるわ?」
「はぁ…」
「歓迎なさると思うから、粗相の無いようにね」
「はぁ…」
「教会ゎ広場の中心よ」
ナトリゎその言葉を残して、どこかへ歩いていった。
「ドウスルキダ?」
「行くしか無いんじゃない?面倒臭いけど」
「ドウニデモナレッテカンジダナ」
リデルとハロゎ、広場の教会に向かうことにした。
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