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―広場―
「近くで見ると欝陶しいくらいだね」
「マッタクダナ」
教会の十字架を見上げながら言った。
「入るか」
リデルが扉を開ける瞬間と共に、オルガンの音が聞こえて来た。
『ギィィ…』
教会の中ゎ、ステンドグラスで敷き詰められていた。
木で出来た椅子ゎ綺麗に並べられていて、三人がばらばらに座っていた。
もう一人ゎ古びたオルガンを演奏していて、全員オルガンの音に聴き入っていた。
「綺麗なところだね」
「カユイトコロダナ」
リデルゎ椅子に座っていた一人の男の老人に、神の事を聞いてみることにした。
「すいませ…」
「あぁ‼君見掛けない子だねぇ、もしかして旅人かい?そうかそうか、じゃあこの国の事をあまり知らないんだね⁉そうかそうか、でわおじさんが教えてあげよう✨この国にわ神が住んでいるんじゃよ?ちょうどほら、今奥の扉の向こうに居るから、声でもかけてきなよ‼彼ゎね⁉未来が読めるんだよ‼全く凄いよねー?この国の全員が神を尊敬して止まないんだよ?」
「ナンダコノオッサン…」
「知らないよ、我を忘れて永遠に喋り続けてそうな感じ」
「マダクッチャベリソウダナ、オイテクカ?」
「そうね、それにしても、さっきの未来を読むって言葉が気になったんだけど」
「シラベテミルカ」
「奥の部屋に居るんだよね。行ってみようか」
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