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愛車に乗ってドライブに行く
目的は花見
人が少なくて
ゆっくりと
世界に入り込める
そこが私の
お気に入りのスポット
貴方の喜ぶ顔が早く見たくて
私は逸る気持ちを押さえながら
車を走らせる
車のドアを開け
一歩外に踏み出すと
外は穏やかな陽気で
桜の花が咲き乱れていた
そこには花見客が少なく
でも満開の桜が咲き誇る
壮大な桜並木
この桜で出来た回廊を
向こう側まで歩いて行けば
幻想的な桜の咲き誇る
異世界に
通じているのではないか
そう錯覚してしまう程の
見事な桜並木だった
そんな事を思いながら
ふと貴方を見ると
私に笑顔を向け
まるで異世界に
来たみたいだ
そう言って笑う
貴方が居た
似たような事を
考えていた貴方
思わず吹き出す私
行こう!
そう言って手を繋ぎ
異世界への道に
足を踏み入れた――
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