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「今日の星座ランキング!!」
8時に始まるインチキ占いが始まった。
が、自分のランキングを見てる暇はない。
15分に家を出ないと学校に間に合わない。
父と弟、オレの食事も出してくれない母の3人が夢中になっている。
「はぁ」っとため息をつけばオレの好感度が下がるので、オレは何も言わず、手洗い場へ向かう。
寝癖は、頭右半分はねていた、いつもどうり髪全体を水で濡らしドライヤーで全体を立たせる。
それだけじゃオレの髪は立ったままを維持出来ないので、ワックスで全体になじませる。
上の方をねじりたいのだが、時計の針は、0分から5分へのターンを回っていた。
あと少しで、10分のラストスパートだ!
ヤベッ!
二階へ上がり制服に着替えて、昨日、達成(たつなり)から借りたマンガを鞄に入れ、一階へ降りる。
キッチンのテーブルには、黒のラインが入ったハンカチに包まれている弁当箱が置いてあった。
ラッキー!(いつも母は、弁当を作る日、作らない日があって、予測不可能なので、作ってない日は、学校の売店でパンを買うことになっている。
母は弁当を作れなかった日は、「寝坊した」と言っていたが、夜、韓国ドラマを見てるから起きれないという事に最近気付いた。)
「いってきま~す!」また元気よく言った。(つれ~よ)
「いってらっしゃ~い!拓、帰り薬局で薬買ってきて~!」
「わかったよ母さん。」
と言って扉を開いた。
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