17歳 -春-

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「・・でね、夜で働きたいの。」 一真は、なかなか理解しない。 数時間の話し合いの結果、 「スナックなら。」と一真が下りた。 そして次の問題。 18歳以上である身分証が必要。 運の良い事に、一真の先輩の 奥さんに保険証を借りれると。 着実にアタシは近づいてる。 楽しく華やかな夜の世界に。 早くドレスを着たアタシを見てよ。 綺麗になれる短い仕事時間。 そして高収入。 こんな良い仕事なのに、 たくさん求人に載ってるなんて 選び放題じゃない!? 「一真、ありがと。」 そう心からの気持ちを込めて 電話を切った。
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