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しかし今は街灯だけの明かりが道を照らしている。
「ん?」
そんな場所、 そんな時に修哉の目に街灯の明かりの下で雨も降っているわけでもないのに傘を差している一人の女性らしき『人』が映り込んだ。
一言でその女性を表すならば、 目立つ服装、 といったところだろう。
腰までありそうな長い金髪、 西洋風なドレスの服の色はピンクと白を基調としている。
見とれていたわけではない。 だが、 何故だかわからないが修哉はその女性に釘付けになってしまっていた。
すると、
「あら、 意外ね。 ん~、 違うわね。 やっぱり……って言った方がいいかしら。
念の為に聞くけど、 あなた、 私が見えるのかしら?」
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