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この男性は紅 流夜の父親であり、 すぐ近くにある『喫茶クリムゾン』のマスター。
「学校はいいのかい?」
「え?」
その言葉で、 自分の携帯電話のディスプレイに表示されている時刻が十時少し過ぎを指していることに気づく。
マスターの質問にどう答えようか悩んでいると、 マスターは持っていた花と既に置いてあった花を取り替え突然背中をバシバシと叩いてきた。
それは相当痛いらしい。 修哉は思わず咳き込む。
「なら、 家に来な。 珈琲でも奢ってやる!」
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