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手術中のランプは点灯したまま…僕はまた考えていく…何故、美奈なんだ?…自分を責める…俺があんな態度とらなかったら……そして、こう思う……誰だ?美奈を、美奈を撃ったやつは?
足音が聞こえる。美奈の両親だ。……これで間違いない。手術を受けているのは俺の知ってる美奈だ。…………もういいじゃん、美奈も美奈の両親も僕も、苦しめないでよ…神様……でも……それでも現実受け止めるから、美奈を助けてよ…
……ランプが消えた。今もし悪魔が『俺の魂をうるかわりに美奈を助けてやるよ』って言われたら即答するだろう。「うん」って…
まもなくオペ室の扉が医者がぞろぞろ出て来て、僕たち三人の前で止まる。そっと口を開く『彼女の体力にもよりますが……かなり危険な状態です。銃弾がかなり奥深くに刺さっていて…施しようがありません。今夜がヤマでしょうか…』
………嘘だろ………
…朝、元気に起こしてくれたよね………
……飯つくってたじゃん俺の為に……
…映画みて評論家気取りしあったじゃん………
……愛し合ってたじゃん………
……「美奈ぁーーー」
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