いつかのメリークリスマス

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しかし、返事はなかった。玄関を上がり、リビングのドアを開けた。 「あっ、お帰り!!今ご飯つくってるからね!!」 彼女は忙しそうに夕食の支度をしながら言った。 「これ見て!!今日はクリスマスだから、君にプレゼント!!」 僕は、ほこらしげにプレゼントを見せた。 「わぁー。前、私が欲しいって言ったやつじゃん!!ありがとう!!!!」 彼女は微笑みながら心から喜んでいる様子だった。彼女の嬉しそうな顔を見て、僕もまた素直にそっと彼女を抱きしめた。 「じゃあご飯にしよっか!!」 彼女はテーブルの上にごちそうを置いて言った。 『いただきま~す!!』 「うん!うまい!!」 「ほんと?」 「うん。ほんとだよ!!」 「よかったぁ。うまくできてるかどうか心配だったんだよ!!」 2人はそんな会話をしながら楽しそうに食事をした。 「じゃあ、そろそろケーキ食べよっか!!」 彼女はそう言うとキッチンからクリスマスケーキを持ってきた。そして、ろうそくに火をつけた。 「電気消して!」 僕は、電気を消して再び彼女と向かいあって座った。 「僕たち、これから先もずっと離れることはないよね?」
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