出会い

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「実は私…記憶がないの」 「記憶が?」 「…一年くらい前に薄暗い森の中で眠りから覚めて…その前の記憶が全くなかったの…怖くて…何処に行ったらいいのか途方にくれてたところを、一人の老人が助けてくれたの」 ラティカは瞳に涙を溜めている。 「ラティカって名前もその人がつけてくれたの…でもその人は十日ほど前に…」
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