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一つ また一つ
苦しみの刃が無実を断つ
君は また独り
生きるために傷付いていた
世間の偏見や
軽蔑の矢が飛び交う中で
君は孤独と戦いながら
傷だらけの心と体
独りで肩を震わせ
紅に染まる白い肌
その罪もなき傷跡に
君の涙も枯れるだろう
一つ また一つ
命の灯火が消えてゆく
早く 気付いて
悲しむ人が居ること
静かで閉ざされた
僻地の中で君は
何を思い泣いていた
傷だらけの心と体
独りで肩を震わせ
紅に染まる白い肌
その罪もなき傷跡に
君の涙も枯れるだろう
誰もが見て見ぬ振りをするなら
僕が手を差し伸べよう
傷つける事で苦しみをはらし
生きる意味になるなら
否定はしない
ゆっくりでいい
いつか僕が
その手を止めるよ
傷だらけの心と体
紅に染まる白い肌
罪なき傷に涙も枯れる
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