其の壱 日常

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うるさい…うるさすぎる……朝っぱらから不愉快だ。ちなみに今の奴の言葉に一つとんでもないものがあったが、そこは敢えてスルーしておく。 そういえばこのハイテンション変態野郎の紹介がまだだったな。 一応紹介しておこう。 東谷陸(あずまやりく)って名前の変態馬鹿野郎だ。 趣味とかは…………エロゲーとかじゃないの?だって変態だしさぁ。ちなみに彼女募集中だとさ。誰も寄ってきやしないが。 「――――って言われてさぁ………雅人聞いてる?」 そんな奴だが、よろしくしてやってくれ。 「おーい雅人くぅーん?生きてますかぁ?」 「あぁっうるせぇ!!人がせっかくてめぇの紹介してやってんのにその態度はなんだ?」 全くこの阿呆が………いつか目にものを見せねば……。 「いやいやいや、誰にだい?」 「今校門に立ってる女子に――」 「どこどこどこ?どの娘?」 この変態馬鹿野郎……[女子]って単語が出た瞬間に食いつきやがって。
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