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[遅いですよ。傾。まったく隊長の癖に遅れるなんて・・・どこほっつき歩いて・・・・え?隊長?]
この一応上司の傾に毒舌をはいているのが一番隊副隊長 西崎 進 である。
『あはは・・・お、お久しぶりです』
宗は苦笑し消え入りそうな小さい声で返事をした
しかも目を反らして下をむきながら
[隊長!本当に隊長なんですね!]
『いいえ。別人です。何かの間違いです。むしろ、君が産み出した幻です。隊長なんて知りません。本っ当に』
さらっと嘘を並べる宗だったがどうやら逆効果だったようだ。
[この冷たい反応!本物の隊長だぁ-!でかしましたよ!傾!たまには役に立ちますね!]
【どういたしまして。つーか一言余計だ】
進はあまりの嬉しさに宗に抱きついた。
[も~!心配したんですよ!隊長可愛いから誘拐でもされちゃたらどうしようって思ったんですよ!しかもなかなか帰って来ないから捜索隊まで出したのに返り討ちにしちゃて・・・]
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