最速の子孫たち。

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-西が丘高校入学式- 「なぁーなぁー。今年の一年どんな奴いるかな~?」 「何言ってんだよ!俺らの場合どんな女だろ?」 「えへへー。そうとも言う!」 えーと、2年生になってそうそうしょーもない会話をしているのが山本 勝と武田 透(とおる)。 2人とも運動神経抜群だが、学力は論外。 留年ギリギリで進級した。 ちなみに武田 透のほうは女の子からモテる。 東城、 「つーか、レオ遅くない?」 岡田、 「また車に引かれたかったかなんかだろ?」 武田、 「ハハ、だといーな!」 1年生入場! 吹奏楽部の音楽が流れ始めました。 その音楽にのって1年生が歩いてきました! ダ、ダ、ダ その中に見たことがある男の子がいました。 「レオ!?」 なんと、西谷 レオくんという岡田の同級生が新入生と一緒に歩いています。 「ブワッハッハ!あいつ何してんだ?」 「自主留年じゃね?」 アッハッハ! すると、レオくんがこっちに向かって走ってきました。 「よし!バレなかった!」 バレなかった?あれで? 「オイ、何してんたんだ?レオ?」 「え?遅刻!」 「なんで1年生と一緒きたんだ?」 「え!それは~・・」 なぜか照れてます。レオくん! すると、そこへ野球部顧問の安田が来ました。 「やべ、怒られる!岡田ちょっとたのむは、」 するとなんと 僕の後ろに隠れました。 「おい!それはバレ・・・」 「おい!西谷ちょっとこい!」 ほら…やっぱり・・バレバレだよ。 そして なんと、レオくんは全速力で安田から逃げていきました。 「こらぁぁー!」 「あ~あ、行っちゃった。」 「あ、あの子かわいいー」 「ほんとだーかわいい!」 興味なしかよ・・馬鹿だなコイツら
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