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「どーぞ!」
先生に手招きされて入ってきたのは、男の人でした。
髪がツンツンしており、顔の骨格もしっかりしていて見た目スポーツができそうな人でした。
「今年から西が丘高校に転入し、この2ー3組で1年間みんなと一緒に過ごす湯川翔太くんで~す。」
「よろしくお願いします!」
見た目通りに湯川くんはハキハキとしゃべります。
「では、湯川くん!自己紹介してあげて!」
「はい!」
「長野県から来ました。湯川翔太です。」
「9月26日生まれの16才、おとめ座!B型で彼女はいません!特技はないですけど、趣味は遊ぶことです。よろしくお願いします!」
湯川くんの自己紹介が終わると同時に、ある一人の男子生徒が、
「あ、俺と同じ誕生日じゃ~ん。よろしく」
「よろしく!」
東城くん、
「俺もおとめ座だぞ!気が合うな~」
「よろしく!」
山本くん
「俺もおとめ座!よろしく」
武田くん、
「嘘つけ!お前やぎ座だろ?」
「・・・」
ここでクラスが“え~、うそついてたの~?”みたいな空気になりました。
「しかもお前はおとめじゃなくてヤクザだろ?」
ここまで言われた山本くんは机に頭を伏せてしまいました。
これにめちゃくちゃハマったのがレオくん、
「ぎゃははは!ザマーミロ!ば~か」
これだけに腹をたてた山本くん、
「何だとてめぇー!!」
「それがヤクザだアホー!お尻ペンペン!」
ここで山本くんも反撃です。
「お前なんてまだ・・・」
「そこうるさい!!」
2人の争いは先生の一括でおさまりました。
2人もそれからとてもいい子になりました。
キーンコーンカーンコーン
HRが終わったとたん、みな湯川くんの所に集まりました。
みな湯川くんのことや長野のことを聞きたいようです。
「ねー?」
最初に質問するのはレオくんです。
「ねー、チ○ゲぼーぼー?」
は!?
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