最速の子孫たち。

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「あの人たちこらしめてやる!」 湯川くんは職員室に飛び込みました。 「先生!」 「あら!翔太くん!珍しいわね~。なぁ~に?」 「6年生の人たちが覗き見してる!」 「え!?ほんと?」 「ほんと!今プールの裏側にいる!」 「わかったわ!」 そう言って、先生は男の先生も連れて職員室を飛び出してプールへ向かいました。 翔太くんもあとを追い全速力で走りますが、小学2年生。 追いつけません。 翔太くんがプールの近くに近づいた時、大きな声が聞こえてきました。 「あんたたち!何やってるの!!」 「げぇ!!!」 翔太くんも現場に着いてしまいました。 すでに5人は捕まっていました。 「翔太くん!あなたは来なくついいわよ!」 「お・・・おま・・・」 5人の驚いた表情を見た翔太くんは思わず笑みを浮かべてしまいました。 5人は翔太くんの笑みを見た瞬間一斉に睨みつけ、先生に連れられ学校に入って行きました。 翔太くんはこの時背筋がこおりました。 翔太くんは初めて恐怖という意味がわかりました。
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