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湯川くんは夕方に味わった恐怖は夜には消えて、逆に正義感が溢れていました。次の日はいつも通りに朝を迎え、いつも通りに学校に登校。
放課後もいつも通りに遊んでいました。が・・・
昨日の5人組が湯川くんの遊び場に近づいて来ました・・・
「おい!チビ!昨日はやってくれたな?え?」
湯川くんはこの時昨日の比じゃない恐怖を味わい、足が震えはじめました。
「オメェーのせいで、昨日から女の子から“変態!変態!”ってきらわれちまったじゃねーか!」
ほんとの変態だろ?と思いましたが、言えるはずがありません。
「なぁー、さっさとやっちまおうぜ!」
一番背が高い人の隣の人が言いました。
湯川くんはこの言葉聞いた瞬間目から涙を流し始めました。
隣にいた、友達も地面に座り込んでしまいました。
「こっちのボーズはどうする?」
5人の中で一番背が低い人が言いました。
「あ?いいよそいつは。おい!ボーズ!とっととどっか行け!」
そして、友達は逃げる為に立ち上がりましたが・・・
リーダー格の一番背が高い人が言いました。
「いや、まて!昨日みたいにチクられたらヤバいからそいつも一緒にしめよう。」
「あぁ。」
ここで5人全員の顔が笑い、友達と湯川くんはすでに号泣。
そして、5人組は湯川くん達に襲いかかってきました。
湯川くん達はひたすら蹴られたり、投げられたりしました。
2人とも泣いているので、呼吸がおぼつかずさらに苦痛で5分間続きました。
たった5分ですがまるで地獄のように辛くまるで何時間も痛めつけれたように思っていました。
「もういいや。帰るぞ!」
「また、遊ぼうな?チビ!」
そう言って5人組は帰って行きました。
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