最後の日が…

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…その後私達はお城に移動した。 「ふぉーっ。天守閣だぁ。」 美優はツインテールを揺すらせながら、きゃあきゃあと騒いだ。 「ほら、皆 待ってるよ? 早く集合写真、撮りに行こ?」 美優達は有希に言われるがままに、看板のあるところへ移動した。 …数分後。 「写真も撮り終えたし、次は班行動よね?」 「うん。 どうしようか?」 「みーちゃんは、どこか行きたいところ、ないのですか?」 「んー…。」 そういえば、と美優は思った。 朝ご飯の時に言ってた願いを叶えてくれるという、たちの悪い(?)幽霊の話の事についてだった。 「じゃあさ、その 例の天守閣に行ってみない?本当にいるのかどうか、知りたいじゃん?」 「私は別に良いけど…。千里達はどうする?」 「こ…怖いですけど、頑張ります。」 「皆が行くなら、私も行くよ。」 「っつー訳で、今から天守閣に向かう事に、けってーい!!」 美優はやはりテンションが高かった…。
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