紅の瞳

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それは古代の文献にしか名前が載っていない幻の炎竜メルナトス。 誰もがその存在に驚き、戦況は一転して不利に 勇将、知将と言えど所詮は人間の域での話し… 人知を越えた圧倒的な力の前に我が軍はとうとう城まで追い詰められた。 そして落城も時間の問題と言うところまできた時 父、ウォルが口を開いた 「私とミストでメルナトスを封印する…」 その言葉に 当然周りは反対する… 命と引き換えにということを知っていたから… それでも将軍の1人が説得を試みる 「いまこの状況で御二人をなくしては竜がいなくともガルフに滅ぼされてしまいます!!」 しかし、その言葉に父は微笑みながら言った
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