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箱を持った係の人のところへ向かった。
「よし、来たな。この中に『青龍、白虎、朱雀、玄武』の4神の文字が書かれているボールがそれぞれある。それによってクラスが別れるというわけさ。運で決まるわけじゃないから、まぁ気楽に引いてくれ」
悠斗と蓮は、『運』じゃないなら何で決まるのだろうっと不思議に思ったが、係の人も忙しそうなので尋ねなかった。
「僕は…青龍だ。駿河君は?」
「悠斗でいいぜ。俺も青龍だ」
蓮は、やったと喜ぶと、ボールを元の箱に戻した。
ニコニコ顔である。どうやら悠斗と一緒になれたことがかなり嬉しいらしい。
「じゃぁ悠斗で。行こう」
二人は、中の『青龍』の席へと向かった。
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