壱代目:切り裂き人

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その頃、まだ何も知らず、何も学んでいなかった桐矢はふと思った 人間の構造が知りたい と。 狂気の始まりは探求心と興味心だ。 ふとすれちがう髪が金髪の売春婦を見つけ、路地裏に連れこみ 喉を持っていた鋏を突き刺し殺害 刺された側はとっさのことに対応できず、また、喉を刺されたため声も出せずに死亡した。 次に桐矢はその鋏を割り、片刃で喉から下腹部まで引き裂いた そして体から一番取りやすい臓器。胃を取り出した。 初めて見るそれを何かはわからなかった とりあえず切り開き中の液体をばらまく 血と共に。 次に腸を引きずりだそうとするが、下腹部まで引き裂いたため引き裂かれた部分から垂れ落ちていた。 「あーぁ、汚れたな……もっと綺麗な状態で見ないとな」 深夜に行われたその犯行。 桐矢はその死体を公園の噴水に入れ放置したまま去った 切り裂きジャックの誕生である
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