キャバ嬢・ゆりあ

13/24
前へ
/24ページ
次へ
動悸が早くなり、喉がやたら渇く。 グラスに半分くらい入ったレッドアイを一気に喉に流し込んだ。 「今日は帰るねっ」 テーブルに帰って来たばかりのリョウに言い残し、店を逃げるように出た。 見られてる、 という恐怖心に襲われる。 タクシーをひろって、そのシートに体を預けると、また『密告倶楽部』の掲示板に接続していた。 あれからあたしに関する書き込むは増えてなかった。 ほっとした。 家に着くなり、ベッドに倒れ込んだ。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加