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動悸が早くなり、喉がやたら渇く。
グラスに半分くらい入ったレッドアイを一気に喉に流し込んだ。
「今日は帰るねっ」
テーブルに帰って来たばかりのリョウに言い残し、店を逃げるように出た。
見られてる、
という恐怖心に襲われる。
タクシーをひろって、そのシートに体を預けると、また『密告倶楽部』の掲示板に接続していた。
あれからあたしに関する書き込むは増えてなかった。
ほっとした。
家に着くなり、ベッドに倒れ込んだ。
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