キャバ嬢・ゆりあ

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敵が分かってしまうと、少し気持ちが楽になった。 しばらく休みます、と担当のボーイに電話をし、小言を最後まで聞かずに切った。 紙とボールペンを出し、これからすべき事、あの女について今知っている事を書き出した。 まずは、明日、ユウヤに相談してみようか。 でも、あたしも所詮客だから、味方になってくれるかどうかなんて分からない。 リョウに探りを入れてみる? なんせ、あたしがあの女について知ってる事は、外見(プリンな金髪とガリガリの体、中の下なルックス)と職業(風俗)だけだった。 どうしよう どうしよう、どうしよう。
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