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凄い剣幕だったらしく、ユウヤとリョウが固まる。
「…誰って、俺の客、お前分かんないしょ?」
ユウヤが笑いながら言って、リョウもつられて笑う。
「そうすよ。あ、でも、店で会った事はあるんだろうけど」
「だね~!名前言われてもあたし知るワケないしね~」
「でも、ま、そんな事言われたら相手気になるよな」
珍しくユウヤが優しい声で言う。
「ゆりあちゃんがウリやったら、高すぎて買えないよね~」
リョウの言葉にも優しさを感じる。
「ウリなんかやんないよ!だったら風俗いくもん。それが嫌だから、キャバで小金稼いでるんだっつうの!」
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