9人が本棚に入れています
本棚に追加
「だよな…」
ユウヤが納得したように、ビールグラスをあけた。
「じゃ、あとは二人でっ」
リョウが席を離れる。
「うん。ありがとねっ」
リョウの後ろ姿を眺めていると、
「サイトで叩かれるのなんか、俺なんかしょっちゅうでさぁ、中途半端な外見なのにオラオラとか、枕が下手な枕ホストだとかさ~…」
やけに饒舌なユウヤ。
慰めてくれてるんだろう。
「有名税だとか言われるけど、そんなん言ったら俺、けっこうな納税者なんですけど~みたいなっ」
今日はユウヤの笑顔に救われる。
「ユウヤ、ありがとう。」
「じゃっ、ドンペリいく?」
「もぅっ、結局そこ?」
二人で笑った。
最初のコメントを投稿しよう!