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騒がしい店内に通されると、少し安心した。
ユウヤがすぐにテーブルについてくれた。
「今日、何ペリ、行く?」
少し酔っているみたい。
聞いて欲しかったのに。
どうかした?大丈夫か?と、髪を撫でて欲しかったのに。
苛立った。
いつもなら、「ん~💓白ドンで」とか「ピンドンいっちゃおっ💓」と、ノリノリに答えるのに、そんな余裕はなかった。
「レッドアイ!」
冷たく言い放ってしまった。
ユウヤが一瞬驚いた顔をした。
そして、すぐ、冷たい表情になった。
「つまんねぇの。なんで来たんだよ」
吐き捨てるように、席を立った。
“水飲むっつってんじゃないんだし、うまくねぇレッドアイで一万くらい取るんだからいいじゃん”
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