2nd 書いてみた

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勿論、後者です。 ある程度、場景を把握する事も出来た筈です。 分かりましたか? こういう背景や心理的な描写部分を《地の文》といいます。 一般に、小説における地の文の割合は50~70%が望ましいとされています。   勿論、場面によっては会話文が50%を上回る事もあるでしょう。 ですから、50~70%という値はあくまで基準であり、絶対ではありません。 先程の改訂版の例も、地の文が70%を明らかに越えているでしょう。   しかし、やはり、読む側への事も配慮して、地の文に意識を配る必要はあります。 自分はストーリーや景色が頭に浮かんでいるので、会話文だけでも書く事は出来ます。 しかし、読む側には、やはり伝わる事が少な過ぎるといった結果になります。   会話文が少な過ぎると、抑揚のない疲れるものにしかなりませんし、会話文が多過ぎると、臨場感のない漫画のような幼い印象しか与えない小説になってしまいます。   ですから、小説に置ける地の文と会話文のバランスは非常に大切なものなのです。   早い段階でバランスへの意識をもつといった癖をつける事が、上達への近道だと考えています。
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