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小説を保存しましたか?
それでは始めます。
小説とは、自分の主張や考えを相手に伝わり易いようにした文学の形式だと言いました。
小説を書いてみた、といってもその内でもネット小説だという人が大半でしょう。
そして、その大幅な部分が小説と漫画を完全には区別出来ていないものだと思います。
というのも、最近よく目立つのが会話文で大半を占める小説です。
それで何が伝わるでしょうか?
話しの流れはかろうじて伝わる事だと思います。
しかし、背景や心理的描写はあからさまに少なく、なんとも質素なものとなってしまいます。
想像して下さい。
漫画のキャラクター同士が話しあっています。しかし、その背景は真っ白。明らかに手抜きしているように思えます。
しかし、漫画の場合はその空白の背景に景色を描いてしまえば、それだけでどんな場所にいるのかは伝わります。
小説では、背景の絵を描くなどといった事は出来ません。
え? 挿絵があるじゃないかって?
成程、あなたは挿絵なんかに頼って、自らの小説の描写を疎かにするつもりですか。
その考え方が小説と漫画を区別出来ていないのです。
小説はその背景から心理描写に至る所まで、文章で表現しなければいけません。
逆を返せば、文章でしか表現出来ないのです。
それを理解し、まず、小説と漫画の区別をしてください。
さて、では実際に例を上げてみましょう。
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