仕事の完遂

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「(あれ?みんなの動きがぎこちない?)えー、どのようなご趣味ですか?(あれ?また動きが止まった?)」「ええ、そうですね、オーディオに無線、車にも凝ってましたね、それからカメラとか。」「ああ、それじゃ、あのパネルはご主人がお撮りになったものですか?」居間には雪渓が残る山の写真が飾ってあった。「ええ、そうですね」「…ときに、恒弘さんという方は今日は居られないようですが…」表札に芦田恒弘の名前があった。「父ですか?今日は仕事で、帰るのは夕方くらいかしら」「ああ、美樹子さんのお父様、アンナちゃんたちのお祖父様ですかそうですか、お仕事大変ですね、あっ、そちらのお団子をいただけますか…」その後北林美月さんは、バレーボール仲間やアンナちゃんたちとおしゃべりしながらたくさん食べた。そして約一時間後、アンナちゃんがケーキをひとつだけ食べ終わった頃、詩織ちゃんが帰ってきた。その声を聞いてバレーボール仲間は帰り支度を始めた。詩織ちゃんとバレーボール仲間があいさつをしてから、アンナちゃんが彼女たちを送っていった。
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