高科学幻想・流星のグランギニョル

魔神降臨

　むかしむかし、この世界とは違う場所から来た邪なる炎の化身がいました。
　それは周りの炎、特に怒りや憎悪の炎を吸ってどんどん強くなることから、バーンブレイカーと呼ばれていました。
　それは様々な星を渡り、星を焼いてはその星の住民の恨みを買い、更に強くなっていくことを繰り返していました。
　ある日、それがこの星にもやって来ました。人々は誰もが生きることを諦めました。しかし、ただ一人の少女が、生きることを諦めなかったのです。
　少女の名はミーティア。彼女は神より授けられた銀色の剣、レイザーアームを手に、バーンブレイカーに斬りかかりました。
　九日間の戦いの末、ミーティアは、自らの命を壁にしバーンブレイカーを時の彼方へと封印しました。レイザーアームは今もとある街の教会にて保管されています。