最愛の華

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「汝、守りたき者は、人間の小娘か? お主も、また我が輩と同じ苦しみを味わうか・・・。」 老人は、そう言うとルイの方へ向き直り 「ルイ、吸血鬼と人間。見た目に違いはないが、我々の主食は血液だ。それを忘れるな?」 彼の意識が遠のくのと同時に老人は、暗い街の中へと姿を消した。
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