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あれから数ヶ月の月日が流れ、ルイは毎晩レンの部屋に来ていた。
「---ルイの彼女ってどんな人なの?」
ある夜彼女がルイにそう訪ねると、彼は瞳をゆっくりと閉じ
「せっかちでとても大富豪の令嬢には見えん奴だ。」
と白い牙をちらつかせてニヤリと笑った。
「ふ~ん、ルイはその人とは会わないの?」
「あぁ…アイツはエクソシストだから私とは敵なんだ…。」
ルイがそう言うと彼女は目を大きく見開き
「禁断の恋ってやつ?」と小首を傾げた。
「まぁ、そんなところだ…昔はお互い人間同士だったが、今は化け物と聖職者だからなぁ
不釣り合いというわけさ…。」
ルイは、冗談のつもりでそう言うと、彼女は首を横に激しく振り、ルイの肩へと腕を寄せた。
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