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「私はあんなヤツ認めないんだからね」
「あ、あたしに宣言されても」
八葉は認めない宣言を千草から受けたが、あわあわするだけだった。
「万が一にも私の平和な日常を壊すようなことがあればどうしてやろうか」
指をわきわきと動かして危ないことを呟く千草。
「あ、あの~」
八葉はおずおずと手を上げて千草に質問をした。
「なに?!」
「虎頭君となんかあったの?」
「ん?ないわよ」
「……は?」
「だからないってば」
八葉は千草のあっけらかんとした態度にぽかんとした。
「いやいやいや!過去に絶対何かあったかのような言い方だったけど」
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