神様と悪魔(短編)

9/11
前へ
/40ページ
次へ
 また、ある日旅人が山に来た。  旅人は、自分の人生を悔やんでいた。悔やんでみても仕方ない。そうおもった矢先に大病になった。 「自分の人生って何だったんだろう?このまま死んだら、あまりにも切ないじゃないか」  そんなことばかり考えて路傍の石に腰かけた。いつの間にか夜になり、旅人は満天の星を見つめては、ため息混じりに涙した。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加