[掴]

という瞬間｡君は｡掴んだ｡のだ｡まさに｡それだ｡それを離すな｡必死に掴み続けるんだ｡離しちまった場合には｡再び必死で｡掴むんだ｡誰の声にも｡耳を貸すな｡掴んだのは｡君｡だ｡それが直感｡いう名の本能｡だ｡たとえ君がいくつでも｡いい｡30だろうが｡60だろうが。80だろうが｡そんなこたあ｡かまやしない｡幸せは｡君だけにしか分からない｡なぜなら君の幸せは｡君自身の｡もの｡だからだ｡70になってから家庭を捨てて恋人と一緒になれ!40になってから親を泣かせて数学の道に邁進せよ!50になってから安定を棄てて画家になれ!だってそれが君の｢今｣｡なんだもの｡今を生きずに｡いつを生きる？幸せセンサーは｡君と天だけのもの｡天は励ますのみ｡ならば天啓下ったら、即歩みを始めよう｡君の目に空は青いか？自分の時間を愛おしく思ってるか？恋い焦がれる罪悪感を持ってるか？いいのだ｡それでいいのだ｡わが道に恋せよ｡恋の罪悪感は｡いずれエネルギーとなる｡つまりその道以外に｡気をとられてるから罪を感じる｡だから｡忘れてしまえ!ということだ｡そう｡君が今掴んだ君の道｡それだけに打ち込むんだ｡脇目をふるから雑念が入る｡ただひたすら｡ひたすら掴み続けて｡歩いて歩いて｡君の後には｡虹ができる。天へと続く。素敵な虹が☆☆☆