はじまりの章

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桂木「大学まで送るよ。」 「ありがとう。」 大学へ行く準備を済ませて私は桂木さんが準備してくれた車に乗り込んだ。 大学へ行くまでの短い時間私は桂木さんと話せるのが嬉しくてますます大学に行くのが憂鬱になる。 もっと桂木さんと話していたい。 もっともっと一緒にいたい。 桂木「さぁ着いたよ。行っておいで」 「…行って来ます。」 チュッ……。 不意に桂木さんは私にキスをした。 唇が触れるだけの軽いキス。 それでも大学の前でキスをしたことに私は顔を赤くした。 桂木「クス。帰りも迎えに来るから」 私は軽くうなずいて大学へ行った。
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