゚∮* two *∮゚

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「彼はアレンですよ」 ペーターは双子に微笑み言う。 「お帰りアレン!!」 「これであの娘も喜ぶね!!」 「「可哀想なあの娘は!!!」」 あの娘? 一体誰なんだ 双子は門を開けて 城の中へ嬉しそうに走って行った。 「帰って来たよ、帰って来た!!」 「きっとあの娘も喜ぶよ!!」 「「だってあの娘はずっと待っていたから」」 歌を歌っているかのように 双子はリズムよくしゃべる。 しかし、その双子の笑顔は とても不気味に感じた。 「あの二人は門番のティムとディムです、見た目と違って残酷な双子なので気をつけて下さいね?」 「はぁ…」 僕は頭の整理がつかないまま 城の中に入った。 中ではたくさんのメイド達が 掃除をしたりと大忙しだ。
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