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「ところで、アレンはどんな夢を見ていたの?」
「え…?」
「気持ちよさそうに寝てるものだから、きっといい夢を見ていたのでしょう」
サラは自分の事のように
嬉しそうに聞いてきた。
「僕にもよくわからない夢だった」
「どんな夢だったの?」
「僕は知らない場所にいた、でもそこは凄く楽しそうで懐かしい感じだったんだ…」
そして、誰かが僕を呼んでいて
その声は何故か懐かしく愛しい。
――あぁ、君は…僕の愛しの…
「アレンどうしたの?」
「あっ……ごめん…」
アレンは苦笑をサラに向けた。
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