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「……きて…起きて…」
僕を起こすのは誰…?
サラ?
「起きて下さい!!」
「…うっ…君は…うえっ!?」
う、うさぎっ!?
目の前にいたのは紛れもなく
頭の上に長い耳がある白兎。
「やっと起きましたか…」
「えっと…何?」
僕は目の前にいる小さな白兎を
じっと見ていた。
「さて…これでやっと進みますよ」
白兎はそう言うと
何処かに歩いて行ってしまった。
きっとこれは夢だ!
兎がしゃべるわけない
僕は再び目を閉じた。
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