゚∮* two *∮゚

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「いつまで寝てるんですか?」 誰かの声がする。 僕は生きてるのかな…? 「…生きてる…」 「当たり前ですよ!!」 「あの…あなた誰ですか?」 僕の目の前には 同じくらいの背丈の少年がいた。 頭には白く長い耳がある。 「コスプレ?」 「何寝言を言ってるんですか?さっきから一緒にいるでしょうが…」 「あぁ…白兎くんか」 白兎は深くため息をついた。 「そう言えば名乗り忘れてましたね、僕の名前はペーターです」 「僕はアレン、今さらだけどよろしく」 手を差し出すとペーターは 素直に握ってくれた。 「これから何処にいくんだ?」 「すぐにわかります」 ペーターは目の前にある森に 向かって歩いた。
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