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あの無人島の事件から数年経った。
俺は、数ヶ月前に高校を無事に卒業し、今日から社会人となる。
悠と竜太は近所の工場で一緒に働くことになっていて、今日から仕事があるらしい。
春は親戚の米屋で働くと言って、卒業式が終わると同時に働き始めた。
楓はニート。
奴は廃人になりかけている。
この前ニートって言ったら、『馬鹿野郎！！俺は自宅警備員として毎日、家の安全のために働いている！！』と力説された。
まさに現実逃避ってやつだ。
俺は消防士になった。
皆を守れる力が欲しいから。
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