第一章

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新聞捨てられてしまった…。 今日のレースは諦めるしかない。 『所長である貴女がそんなだから私が依頼人を見付けてきたわよ。正確にはうちの隣のおばあちゃんから相談されたから依頼って形でうける事にしたから。今日の午後に正式な依頼に来ることになってるから、しっかり話し聞いてあげてね。』 『なに?!またそんな勝手な事を…。どんな話しなんだ?ザッと話してみろ。仕方が無いから聞いてやる。』 バシッ! 『い 痛い!何故叩く?痛いじゃないか。』 手近にあった雑誌でおもいっきり頭を叩かれた。 『うちの隣に成田(ナリタ)さんってお年寄りのご夫婦が住んでるんだけど、お孫さんも一緒に住んでるのね。そのお孫さんの事でチョット心配な事があって相談されたの。真央(マオ)ちゃんっていうんだけどね。』 『ほぉ…。それでその娘が非行に走ったのか?』 バシッ! 『いっ!?』 また叩かれた…。 .
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